人事担当の本音

2022年05月09日

vol.12 稲吉法律事務所 代表 稲吉大輔様

 

 

 

 

 

田中「稲吉さん、本日はお時間を頂きありがとうございます。宜しくお願い致します。」

 

稲吉「こちらこそ宜しくお願い致します。」

 

田中「最初に稲吉さんとお会いしたのは朝会で、だいぶ前でしたね。その時はコロナウイルス前だったので、ホテルの会場で対面にてお会いしたのが最初だったことを覚えております。」

 

稲吉「懐かしいですね。毎週、リアル会場に行っていたのが懐かしいです。コロナウイルスの流行からずっとオンラインでの開催になっていて、効率は良くなりましたが、たまには対面での開催も良かったな~なんて思う時もあります。」

 

田中「そうですよね。オンラインにも対面にもどちらにもメリット・デメリットがありますからね~稲吉さんと対面でお会いしたのは、それこそ先生が独立開業されてすぐだったような記憶があります。」

 

稲吉「そうですね。確か独立してすぐくらいだったと思います。」

 

田中「ありがとうございます。ちなみに、弁護士になられる前に裁判官をされていますよね。ちなみになぜ裁判官になろうと思ったのですか?」

 

稲吉「はい。私は福岡県糸島市出身なのですが、子供のころは、ずっと母親から天下を取る男と言われて育ってきました(笑)そんな中、九州大学に合格しました。大学生になった当時、志望が明確ではなかったのですが、九州大学に入っただけでは天下は取れないと思いました。そんな時に、松法会という司法試験受験の団体に参加しまして、そこに行ってみるとおもしろかったんですよね。司法試験に興味を持ちました。」

 

田中「そうなんですね。それは運命だったのかもしれませんね。素晴らしいです。といっても司法試験ってとても難しい印象があります。」

 

稲吉「そうかもしれませんね。当時、先輩からも在学中に司法試験に合格するのはとても難しいと言われておりました。「九大から3年生で合格する人はいない」との言葉でなぜか火がつき、なんとしても合格してやるぞと思うようになり、勉強に取り組み、なんとか在学中に司法試験に合格することができました。」

 

田中「すごいですね。それですぐに裁判官になられたのですか?」

 

稲吉「いえ、2000年に司法試験に合格した後に、研修があって、2002年10月に京都地方裁判所にて裁判官となりました。」

 

田中「そうなんですね。ちなみに弁護士や検事という職もある中で、なぜ裁判官を選ばれたのですか?」

 

稲吉「はい。裁判官は上司が存在せず、自身の判断が裁判所の判断になります。なので、自身の観点で弱い方を救えると思ったのです。」

 

田中「そうなんですね。その後10年裁判官として活躍をされ、弁護士になられましたね?キャリアチェンジをされたのは何かご理由があったのですか?」

 

稲吉「そうですね。そもそも裁判官は公正中立でないといけません。例えば、交通事故でお子さんを亡くしたお母さまの意見陳述があって、切々とその心情を語られる場面があっても、顔に出さないようにしないといけません。被害者にも加害者にも肩入れができない職務なのです。また、裁判官というのは訴えがあってこれに対して判決などの形で答えを出す受け身の立場です。金融庁で課長補佐を務めた時、たとえ私利私欲であってもやりたい事がなく、人生を過ごすのはむなしいとも感じました。もっと主体的に動いて、弱い方、を救い、世の中の不条理、不合理をなくしていきたいと思ったのです。そのためには裁判官ではなく弁護士でないといけないと思うようになり、キャリアチェンジをすることとしました。」

 

田中「そうなんですね。素晴らしいお考えです。尚、裁判官をやめられてからはすぐに独立をされたのですか?」

 

稲吉「いえ。まずは弁護士としての経験を積まないといけないと思いまして、友人が所属していた弁護士事務所に1年勤務させてもらい、その後6年違う弁護士事務所で経験を積ませてもらい、独立をしました。現在で4年になります。」

 

田中「そうなんですね。独立されてみて何か変化はありましたか?」

 

稲吉「ありましたね。事務所所属して弁護士業務をしていた時は、依頼も沢山あり、仕事は沢山ありました。まだまだ、裁判官の考え方が抜けきらず、いつも第三者的といいいますか、傍観者のように仕事をしていました。独立して思ったことは、依頼されることは当たり前ではないということですね。また、いろいろ難しいというか、大変なご要望もいただくこともあるのですが、依頼者の方の信頼に基づく言葉であったり、私だからこそ言ってくださってたりしているのだなと改めて思うようになりました。依頼されること、ご要望をいただくことが本当に嬉しいですし、ありがたさを身に染みて感じたことです。」

 

田中「そうですね。素晴らしい気づきです。私も独立する前はサラリーマンとしてとても忙しかったですが、独立してから仕事を頂けることが当たり前ではないことに気づきましたし、とてもありがたいと思っています。ちなみに稲吉さんは多くの業務をされておられますが、特に得意というのはあるのですか?」

 

稲吉「そうですね。返金要求の対応が得意ですかね。具体的には田中さんのようなコンサルタントの方やコーチングの方や英会話のレッスンをされている方など、無形商材を取り扱っている方の依頼が多いのですが、無形商材は形がありませんから、成果が出れば良いのですが、成果が出ない場合、人間というのは他責に流れてしまうことがありますから、教える側が悪いと返金を要求されることもあるのです。ただ、多くの場合には教えたことを教えた通りにやっていないことが原因だったりします。そして、事前に契約書を交わしていないので、後々トラブルになるのですね。なので、私のほうで返金を前提としない交渉であったり、事前対応として契約書作成をさせて頂いたり、契約の際のアドバイスをさせて頂いております。コロナウイルス禍になり、オンラインで対応が当たり前になったことから、クライアントは全国各地におりまして、相談が増えております。」

 

田中「すごいですね。私は今まで独立して7年たちますが、返金依頼はありませんが、困った時はまた相談させて下さい~(笑)尚、クライアントが増えておられるということで新たに事務員の方を採用されるとのことで、弊社にご依頼頂きありがとうございます。」

 

稲吉「こちらこそありがとうございます。まさか1ヶ月経たずに50名近い方からの応募があるとは思わず、びっくりしました。」

 

田中「本当すごい応募数でしたね。ちなみにどんな方と一緒に働きたいと思っておられるのですか?」

 

稲吉「そうですね。常に明るく、前向きにチャレンジしている人には魅力を感じますね。また、困っている人のためにがんばれる方と一緒に働きたいです。」

 

田中「ありがとうございます。私もそういった方とはぜひ一緒に働きたいと思います。我こそはという方は、ホームページから問い合わせしたら良いですかね?」

 

稲吉「そうですね。ご興味がある方はいつでもお気軽にご連絡頂ければと思います。」

 

田中「ありがとうございます。では最後に一言お願いできますでしょうか。」

 

稲吉「はい。まずは本日このような機会を頂きありがとうございます。私はいつも人を変えることはできないが、自分自身は変えることはできる。過去を変えることはできないが未来を変えることはできる。と考えております。初めて田中さんとお会いした当時は、独立したばかりで、しんどい時でした。ただおかれた状況を受け止め、ここから良くするんだと思うようにすると道が自然と開けてきました。そのおかげさまで、今もこうして仕事を続けることができておりますし、新たな仲間をお迎えできるようにもなりました。ぜひ、どうしたら、今ここからより良くなるのか、ご自身の理想に近づけるのかを考え続けて行動してほしいなと思っています。私も今よりももっと多くの方を救えるように、より大きな弁護士事務所を作れるよう尽力します。」

 

田中「今日もありがとうございます。」

 

稲吉「こちらこそありがとうございます。」

 

                                                  (取材:2022年4月)

 

人事の本音

終始笑顔でお話を頂ける稲吉先生。今よりもさらに大きな事務所にして、より多くの方を救いたいとお考えで、素晴らしい信念をお持ちです。働くことに少しでも興味を持たれたらまずはお気軽にご連絡してみてはいかがでしょうか。

 

稲吉法律事務所

https://ii-lawoffice.jp/

設立 2020年10月

住所 大阪市北区西天満2-10-9 T・Iビル4階

代表 稲吉 大輔

事業内容 弁護士業務

     取り扱い業務

      1、契約書作成、チェック

      2、個人事業、企業の顧問、企業法務

      3、訴訟対応

      4、交通事故

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