人事担当の本音

2023年02月07日

vol.13 一般社団法人聖武福祉会 代表理事 山本祥平様

 

 

田中「山本さん、本日はお時間を頂きありがとうございます。宜しくお願い致します。」

 

山本「こちらこそ宜しくお願い致します。」

 

田中「今回は弊社のお客さまからのご紹介で山本さんをお繋ぎ頂き、御社のホームページ作成にて、求人ページの作成のご支援にて関わらせて頂きました。その際はありがとうございました。」

 

山本「こちらこそありがとうございます。創業してからホームページが無かったのですがやっと作成ができました。作成して早速ホームページに問い合わせもあり、ホームページの大切さを実感しています。」

 

田中「早速問い合わせがあったのですね。良かったです。今は完全にネットの時代になりましたから、ホームページは欠かせないのかもしれませんね。さて、山本さんは福祉サービスの事業所の運営をされていますが、もともとどうしてこの業界に進もうと思ったのですか?」

 

山本「そうですね。大きく2つあるのですが、まず1つ目は私が小学生の時に少し大きな事故をしてしまったのです。手術をしてけがは治ったのですが、リハビリが必要でした。そのリハビリがとてもきつかったのですが、リハビリを担当してくれた方がとてもやさしく、一緒にがんばろうといつも励ましてくれ、自身も大きくなったらリハビリをする側になりたいと思ったのです。2つ目は兄の存在です。兄は重度の障害を持っており、昔から福祉サービスにお世話になっておりました。日頃から兄を見ていたからか、自身も福祉業界で働きたいと漠然と思っていました。」

 

田中「そうなんですね。様々なご苦労もあったかと想像します。ちなみに現在の施設を開業されるまではどんなキャリアを積まれたのですか?」

 

山本「そうですね。大学を卒業してからリハビリ病院で仕事をしておりました。当時は独立志向は全くなく、リハビリの専門スキルを磨きたいと思っていて、イタリアでの研修にも行きました。」

 

田中「え、イタリアですか?すごいですね。」

 

山本「そうなんですかね。当時はイタリアだろうが最先端のことを学ぶことは当たり前だと思っていました。イタリアから帰ってきてからもスキルアップを目指して学んでいました。ただ、ある時に兄が通っている福祉サービス事業所にて、とある障害者の方が兄をかんでしまうという事件があったのです。その時の福祉サービス事業所の対応や福祉サービスの質の現状に疑問を感じました。家族として兄が安心して通える福祉サービス事業所を作りたいと思い、初めて独立を真剣に考えました。」

 

田中「そんなことがあったのですね。それですぐに独立となったのですか?」

 

山本「いえ、その後は岡山の障害者の方々の就労支援やグループホームを運営している会社で修行をしました。修行をしている時にとある方から広島県尾道市で障害者の方のグループホームを立ち上げるから手伝ってくれないかと誘ってもらい、尾道市や福山市でグループホームの立ち上げに参画しました。またデイサービスの立ち上げも経験しました。そんな時に、共同代表の佐藤さんと知り合い、いろいろ話をしていく中で共通した理念が沢山あったため一緒にやろうと会社を立ち上げて、今に至ります。」

 

田中「そうなんですね。ちなみにどんな目的で会社を運営されているのですか?」

 

山本「はい。“ゆりかごから墓場まで”ではなく、産まれる前から亡くなったあとまで一貫して関われる会社を目指しています。」

 

田中「そうなんですね。現在はどんなことを主にされているのですか?」

 

山本「はい。現在は、児童発達支援と放課後等デイサービスの運営を行っています。岡山市内に2拠点と名古屋市内に1拠点の計3拠点です。また障害児・者の福祉サービス事業所の開業支援や運営支援、ご家族支援なんかも行っております。」

 

田中「そうなんですね。岡山、名古屋の施設ではスタッフの採用をされていると伺いました。」

 

山本「はい。今は児童発達支援管理責任者、保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、児童指導員を募集しています。」

 

田中「そうなんですね。ちなみにどんな方と一緒に働きたいと思っておられるのですか?」

 

山本「そうですね。一番は勉強熱心な方ですかね。福祉の仕事は他者へ貢献する仕事です。そのために常に勉強をして成長していかないといけないと思っています。例えば子供たちと接していると様々な課題があることに気づきます。ただその課題の解決方法がわからないと何も変わらないわけですね。そのため解決方法を探さないといけません。書籍から学ぶこともありますし、外部研修に参加して学ぶこともあります。私も一生学習と思っていて、昨年も多くの外部研修に参加させてもらいました。」

 

田中「一生学習。素晴らしいお考えですね。では成長意欲はとても大切なわけですね。他には何かありますか?」

 

山本「そうですね。弊社は未経験からでも成長意欲があれば積極的に採用をしておりますのでこの仕事がしたいという意欲を見ていますね。子供が好き、子供と関わりたいというのはあって当たり前なのですが、ただ関わりたいだけだと難しいんですね。なぜなら発達障害を抱えている子供が多く、とても積極的に関わらないといけません。好きはもちろん、なぜこの仕事がしたいのかという意欲、想いをとても大切にしていますし、施設見学や面接の時にもお伺いしております。」

 

田中「そうなんですね。意欲、想い大切ですね。どうせなら同じ想いを持った方と働きたいですもんね。」

 

山本「そうですね。弊社は中途採用が大半なのですが、多くの方がもともと福祉施設で働きたかったが、今まで働き口が無かったという方ばかりです。想いはあったがその想いを叶えることができなかった方ばかりなんですね。なので入社した後も楽しく働いてくれています。これは経営していてとても嬉しいことですね。」

 

田中「それはとても良いことですね。確かに取材にお伺いさせてもらった時も、どのスタッフの方も元気よく楽しそうにお仕事をされているのが印象的でした。」

 

山本「ありがとうございます。田中さんにそう言ってもらえると私も嬉しいですし、スタッフも励みになります。」

 

田中「現在も採用活動を継続されているとのことですが、御社に興味をもった場合にはどうしたら良いですか?」

 

山本「はい。少しでも興味があれば気軽に見学に来てもらいたいです。平日、土曜日、祝日は開いているので、都合が合う時に事業所まで足を運んでもらいたいです。その際の交通費は支給していますので。尚、見学だけでなく1日体験制度もありまして、見学でも体験でも履歴書は必要ないので、気軽にホームページから問い合わせしてほしいです。」

 

田中「見学や体験制度は求職者にとってはありがたいですね。交通費も支給してくれるのであれば気軽に見学に行けますね。」

 

山本「ありがとうございます。見学や1日体験を通して弊社に入社してもらえたら嬉しいのですが、それよりも福祉施設で働くことの意義や楽しさ、大変さを多くの方に知ってもらいたいと思っています。見学したら新しい世界を知ることができますし、その結果入社するかどうか決めてほしいと思っています。また入社して頂けたら様々な教育制度があるのはもちろん、外部研修にも沢山行っておりスキルアップはできる環境だと思っています。なので経験の有無よりも意欲を大切にしていますので、一度見学に来てほしいですね。」

 

田中「素晴らしい心構えですね。今日もありがとうございました。」

 

山本「こちらこそありがとうございました。」

 

                                                  (取材:2023年1月)

 

人事の本音

初めてお会いした時から、とても話しやすく親しみやすい山本さん。職場でも常に笑顔で明るく、みんなで一緒に成長していきたいという想いがひしひしと伝わってきました。お子さんが好きで楽しく働きたいという方は、まずは見学だけでもOKということなので、気軽に見学に行ってみてはいかがでしょうか?

 

一般社団法人聖武福祉会

https://shomufukushikai.com/

設立 2020年1月

住所 岡山市北区庭瀬498-2

事業内容 障がい児福祉サービス事業

      児童発達支援、放課後等デイサービス

     障がい児・者福祉サービスコンサルティング事業

      開設申請書類作成、職員共育・指導、実地指導・監督対策、その他資料作成

     家族支援事業

      ヤングケアラー支援、家族会イベント企画など

     研修事業

      Gコンセプト、ガイドゲームなど

 

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